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福島・磐梯町、全幼・保・小・中が保護者とオンラインでつながるシステム導入

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 園児、児童・生徒の保護者と保育士、教員をオンラインで結び、相互に連絡し合うことなどができるICTシステムの「コドモン」を福島県磐梯町はすべての小・中学校で導入する。同町では既に保育所、幼稚園で同じシステムを導入。
 コドモンの運営会社によると、乳幼児から義務教育終了まですべての公立保育・教育施設に導入した初めての事例となる。
 コドモンは幼稚園、保育所、学校のコンピュータと、保護者のスマートフォンなどの情報端末を接続。園児、児童・生徒が欠席する際、保護者は自分の端末にインストールしたアプリケーションから、オンラインで連絡できる。保育・教育施設側では、欠席連絡をまとめて把握できる。保育所の延長保育の連絡とそれに伴う保育料の管理、行事の際に撮影した写真の販売・購入なども可能となっている。自治体などの利用者が必要とする機能を選び、導入する仕組み。
 磐梯町では、すべての保育・教育機関で遅刻・欠席の連絡機能をはじめ、園・学校からの保護者への一斉の情報発信、保育士・教員同士の連絡の機能を使えるようにした。幼稚園・保育所では、指導案や日誌の作成機能を加えている。
 磐梯町は令和2年7月に、デジタル変革戦略室を創設。デジタル技術も活用して、町民本位の行政・地域・社会等を再デザインすることを目指している。

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