日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

LMSで学習状況を把握 学習結果の分析も可能に

14面記事

ICT教育特集

レゾナント・ソリューションズ

 高校でも1人1台の端末整備が進み、活用方法が模索されている中、レゾナント・ソリューションズ株式会社(東京都中央区)は、学習管理システム(LMS)の「Canvas LMS SaaS」「Resonant LMS―XP」を提供している。
 同社は、海外のLMSソリューションの提供を創業時から行っている。「Canvas LMS SaaS」は、米国Instructure社が開発し、日本で、唯一同社が提供を行っているという。
 「Canvas LMS SaaS」は、生徒への課題や使用する教材の配信ができ、テストの点数、課題提出状況などの成績データを収集・蓄積することも可能で、生徒一人ひとりの学習結果を分析することができる。また、シンプルな画面デザインで操作がしやすく、新規導入や既存のシステムからの移行は容易だ。さらに既に導入しているMicrosoft Teams等との連携が可能で、柔軟な機能拡張や業務の自動化も実現できる。すべてクラウド上で完結するため、ほぼすべての端末から利用でき、データの容量は無制限で使用ができる。
 米国の高等教育機関で最も使用されているLMSであり、導入実績は、米国の大学トップ10のうち9校が導入している。
 米国のワイオミング州では、幼稚園からK12(小中高校)、さらに大学まで導入が進んでおり、州全体でのLMSとしてCanvasが使われている。幼稚園から大学まで共通のLMSを使用することで、すべての生徒が質の高い教育を公平に受けられるようになったという。
 文部科学省では、「デジタルを活用した大学・高専教育高度化プラン」を提示している。同社が提供している「Resonant LMS―XP」は、「2040年に向けた高等教育の目指すべき姿」及び「新型コロナウイルス感染症等による環境変化」という課題を解決しているという。
 同商品は、国内の多くの大学で利用されているオープンソースLMSのMoodleを使用している。機能の特徴は、生徒の学習状況などの行動ログを可視化・分析ができ、グラフ化やレポートにすることが可能だ。さらに、LMSシステムやデジタルコンテンツ等を他大学等と共有・活用できるため、学びの質の向上につなげることが期待できる。

 問い合わせ=レゾナント・ソリューションズ株式会社 電話03・6721・7430
 http://www.resonant-sol.jp

ICT教育特集

連載