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教育総合展(EDIX)の東京会場が閉幕、リコーダーの飛沫防止カバーなど新製品

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 教育関連企業の新製品紹介などがある「教育総合展」(EDIX)は13日まで3日間、東京会場で行われ、日本教育新聞社など320社が出展した。今回は、情報技術(IT)分野を中心に、「学校施設・サービス」「保育・幼稚園ICT化」「人材育成・研修」の4分野で構成。GIGAスクール構想で配備した情報端末を活用するためのサービスをはじめ、音楽の授業で使うリコーダーに飛沫対策をほどこす機材などの商品展開が見られた。
 リコーダーの飛沫対策商品は、水泳用品や介護用品などを手掛けるFOOTMARK(東京・墨田区)によるもの。撥水性のある化繊でリコーダーの先端部と口元の音が出る部分を覆う。音量にはほとんど影響が出ない。昨年末に販売を始めた。私費で購入してもらう学校が多いという。
 指でふさぐ穴は覆わない。教員らは、正しくふさげているか確認できる。指でふさぐ穴は、マウスシールドやフェイスシールドのように、透明なフィルムで覆う別の商品を展開している。
 広く普及している冷房装置のような工事を伴うことなく、体育館のような広い空間の室温を下げられる気化熱冷風機は、クールスペースジャパン(東京・港区)が出展。タンクにためた水を使って冷風を出し、室温を下げる。屋外でも使用できるという。
 家庭製品などで知られるアイリスオーヤマのグループ企業であるアイリスチトセ(東京・江東区)は、廃棄される漁網をリサイクルして樹脂素材とし、プラスチック部品として使用している椅子を展示。SDGsに関心が高い学校での活用を見込んでいる。
 このほか、韓国のICT企業が出展。代理店を募集するなどしていた。
 本年度の教育総合展は大阪市住之江区のインテックス大阪でも開く。日程は6月15日からの3日間。

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