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静岡県の「ヤングケアラー」4・6%で全国より低く

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 静岡県は家族の世話を日常的に行っている小・中学生、高校生が4・6%いるとする調査結果を公表した。小学生は5、6年生が対象。小・中学生、高校生いずれも、国による調査より少ない傾向にあった。
 調査は昨年10月から今年1月にかけて県内の小学5・6年生と中学生、高校生の全員を対象に実施した。23万5458人から回答を得た。回収率91・6%。
 「ケアをしている家族がいる」と答えた児童・生徒は1万782人いた。「いる」と答えた割合は、小学生が5・0%、中学生も5・0%、高校生は3・9%だった。国の調査と比べると、小学生は1・5ポイント、中学生は0・7ポイント、高校生は0・2ポイント下回った。
 同県は教育・福祉関係者への研修や市町へのコーディネーターの派遣など、市町や福祉・介護・教育等の機関と連携し、支援体制の構築に取り組むとしている。

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