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GIGA端末の利用率 前年から10倍以上増

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民間調査

 政府のGIGAスクール構想により、小・中学生に配備された1人1台の情報端末について、令和3年の利用率が前年比10倍以上と大幅に上がったことが、NTTドコモの「モバイル社会研究所」の調査で分かった。令和2年には各学年で10%未満だったが、コロナ禍のオンライン授業などの影響を受けて半数を超えた。
 調査は昨年11月、関東1都6県の小・中学生とその保護者を対象に実施。500人が回答した。
 学校からタブレット端末やパソコンを配布された時期は、小・中学生のいずれも「令和3年4~7月」が最も多かった。小学校低学年と高学年では5割以上となり、中学生では約6割を占めた。
 端末の利用率は、令和2年には小学校低学年で2・7%、小学校高学年で3・5%、中学生で5・7%にとどまった。一方、令和3年には小学校低学年で56・2%、小学校高学年で66・9%、中学生で62・3%に上った。
 同研究所は今後、多くの児童・生徒が情報端末を使うようになったことを受け、どのようにスキルが向上したかなどを分析し、公表していくという。

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