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デジタル教科書、小学校英語で先行導入 機能は明記せず

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中教審

 令和6年度からの導入を目指すデジタル教科書をめぐり、中央教育審議会の作業部会は8月25日、中間報告をまとめ、小学校5年生から中学校3年生の英語を優先することで一致した。学校の通信環境や学習指導を考慮し、学年・教科を絞って段階的に導入することとし、英語の後には算数・数学を導入する考えを示した。

 英語や算数・数学のデジタル教科書は、現場からの要望も多く、実証事業でも一定の学習効果の実感が得られたとしている。一方、日本語の読み書きに課題のある子どものためにも、国語も優先教科にするよう求める意見も上がった。
 デジタル教科書に持たせる機能については「シンプルで(容量が)軽いもの」としたが、具体的には示さなかった。現行のデジタル教科書で一般的に導入されている、ルビや反転、読み上げなどの機能を充実しつつ、表示画面やレイアウトなどを教科書会社各社で統一を図るよう求めるにとどめた。
 紙の教科書とデジタル教科書の今後については、「デジタル教科書への慣れや児童生徒の学習環境を豊かにする観点からハイブリッドに活用していくべき」と指摘。当面の間は紙の教科書も残し、併用していく考えを示した。
 中教審では、デジタル教科書について、学習指導との関係を含めて今後、特別部会で議論を続ける。

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