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一刀両断 実践者の視点から【第218回】

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生徒への暴力、背景を報じよ

 《教諭が生徒に『顔面ヒザ蹴り』『髪つかんで3階から1階に引きずりおろす』体罰で懲戒》(MBSニュース)という見出しの記事に物申す。
 これが事実とした場合、あまりにも酷い対応であり犯罪である。しかし、これだけ体罰の禁止が叫ばれているのに、なぜそこまでしたのかを公平な視点から、もっとつぶさに説明してもらいたいものである。
 何故なら、生徒が「どうせ、先生は手を出さないだろう。出したら処分されるからな。どうだよ。悔しかったらやってみな。首にされるぞ」と挑発する場合があり得るからだ。
 生徒に暴言を吐かれ、小突かれ、馬鹿にされてもただ耐えるのが望ましい教師なのか。そうなると教員試験でも護身術を身につけて欲しいという事も冗談ではなくなる。その意味でも、何故こうなったのかを正確に報道しないと益々教職への志願者は減少する事になるだろう。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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