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個別最適な教育やケアへのエビデンスと情報共有でより良い教育環境の未来を創る「COCOO」

10面記事

ICT教育特集

137

 新型コロナウイルス感染症の流行で、子どもたちが覚える孤独感やストレスは強まる傾向にある。体調不良で欠席する児童生徒も増加する中、エビデンスを活用した感染症対策や不登校傾向の子どもへの対応が急務だ。
 (株)137が提供する「COCOO(コクー)」は、「誰一人取り残さない」を軸に、2019年に同社が横浜市と協定書を締結、6校の実装検証を経て翌年にリリースされた。約2年で全国200校以上に導入され、働き方改革、教育環境の質の向上に貢献し、ウェルビーイングな暮らしを実現する数々の成果を上げている。
 本製品では、学校への欠席連絡が電話やウェブで24時間行える。多言語対応の電話音声機能も搭載しており、すべての家庭が学校とのつながりを持てるように配慮されている。また、自動で出席簿を作成する機能や保護者からの連絡メモを、校内すべての教職員に共有する機能などもあり、担任一人で抱え込むことなく教職員の業務負荷をかけずにエビデンスに基づいた個別最適な子どものケアができる。
 さらにCOCOOは、各学校の欠席情報の、自治体との自動連携・情報の可視化をいち早く実現した。学校ごとのコロナ感染者数や体調不良欠席者数の変化を表した統計グラフの他、地図上に欠席理由別の欠席者数を自動表示し、リアルタイムで更新する。どの地域の学校で感染症による欠席者が多いかなどが一目瞭然で、教育委員会や保健所などは迅速な状況把握と対応ができる。
 子ども一人一人のケアに必要な情報共有から、より良い教育環境の未来を創るCOCOOのチャレンジは、内閣官房が2021年に公表した「デジタル田園都市国家構想」にもつながる。本構想の推進交付金を活用したCOCOOの導入についての相談も可能だ。
 エビデンスを活用し、より良い暮らしへの変革を生み出すCOCOOの今後に注目が集まる。

 問い合わせ=(株)137 電話050・3646・2566
 https://www.cocoo.education/

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