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一刀両断 実践者の視点から【第239回】

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ハワイの「動徳」事情(3)

 ハワイには公共交通機関として鉄道がない。よって車が必需品となっている。交通渋滞は多い。近々、鉄道が開業するらしいが営業開始は年々伸びていていつになるかも分からないらしい。大きなスタジアムも建設されているがこれまた何年も伸びている。
 繁華街にバスは頻繁に走っている。住民はなだらかな傾斜地に住んでいて広々とした敷地に平屋が多く建てられている。幼稚園や小学校も広大な面積がある。
 ハワイ大学は○○校として数ヶ所に点在して人種も多様で伸び伸びと学んでいる事が伺い知れる。
 小学校では教科書も高額なために教材は教師の自作がほとんどで裁量の幅はかなり広い。部活はない為に放課後に余裕もある。
 教育熱は高く子どもの進度に合わせての配慮もあり、越境入学や上級生下級生の隔たりもないフランクさで学習し生活している。
 海外で日本から電気製品を持っていく際、変圧器も用意するが、ハワイではあまり必要がない。日本語がそこそこ通じ、治安は悪くはない。
 ところが朝のニュースでは拳銃で殺害があったと知り、米国同様に銃の所持がされていた事にハッとした。確かにポリスの拳銃入れはカバーがなく、すぐに出せるようになっている事からして危険はすぐそこにあるという意識は持たねばならない。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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