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「主語」、中1の半数で正しく認識できず

11面記事

NPO

 小学校2年生の学習内容となっている「主語」「述語」の定着状況を調べたところ、「主語」は中学校1年生で半数以上が正しく認識できていないことがNPOの調査で分かった。「主語」「述語」という言葉の意味を説明した上で、例文の中から主語や述語を特定するという筆記試験形式の調査によるもの。算数の文章題も正答率が低い傾向にあり、文章を読む上での基礎・基本を正しく捉えるための指導が求められていることが浮かび上がった。
 調査はNPOの日本標準教育研究所が令和3年と令和4年の2年間に実施。延べ2万7千人の小学3年生以上の児童と中学1年生を対象とした。
 令和4年に行った国語の調査では、「次の文の主語(『だれが』『何がに』あたる言葉)を一つ選びましょう」として主語を選んでもらったところ、「父に手紙がとどく」という文で正答率は中学校1年生で47・5%だった。
 この設問では、小学校4年生の正答率が最も高い76・9%で、それより学年が上になるほど正答率は下がっていた。
 調査の報告書によると、主語や述語という用語は、学習する単元以外では触れる機会が少ないため、定義が定着していない可能性があると分析。主語については「文の最初にくる言葉を主語と捉えている可能性が高い」と推測している。
 算数では、答えを求めるときの演算が問題文の表現と逆になる「逆思考」の文章題では、正答率が低かった。文の構造が分かりにくく、「思考を整理するためにテープ図や線分図を書かせることが有効」としつつも、「文章を読み取る力を付けることが最も重要だ」と読解力の必要性を強調した。

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