軽井沢安東美術館　展示室　（中央）＜猫の教室＞（左）＜パリの屋根の前の少女と猫＞（右）＜正面を向く猫＞

軽井沢安東美術館

　軽井沢安東美術館は企画展「藤田嗣治　猫と少女の部屋」を2023年3月3日（金）から開催している。
　本展では、当館開館のきっかけとなったコレクションの最初の1点＜ヴァンドーム広場『魅せられたる河』より＞（1951）のほか、全5点の初公開作品を含む約120点の作品を展観する。藤田が約1年というニューヨーク滞在中に描いた貴重な作品＜猫の教室＞（1949年　油彩、キャンバス）を初披露する。
　本館は、日本で初めて藤田嗣治の作品だけを常設展示する美術館として、昨年10月、軽井沢にオープンした。安東泰志と妻・恵夫妻が約20年にわたって蒐集してきたエコール・ド・パリの代表的な画家藤田嗣治の作品約200点をコレクションしている。安東コレクションの始まりは、散歩の途中に偶然ギャラリーで出会った一枚の版画。そこに描かれた愛らしい猫に魅せられた二人は、その後、猫だけでなく少女の作品も好んで集めていくことになった。
　また、藤田作品の代名詞でもある「乳白色の下地」の裸婦像、初期の貴重な風景画、レオナール・フジタとして生きた晩年に描かれた荘厳で静謐な宗教画など、それぞれの時代ごとに藤田の画業を代表する多彩で貴重な作品もあわせて紹介する。

【展覧会概要】

名称
　企画展「藤田嗣治　猫と少女の部屋」

会期
　3月3日（金）～9月12日（火）
　※休館日は水曜日（祝日の場合は開館。翌平日が休館）

会場
　軽井沢安東美術館（長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢東43番地10）

開館時間
　午前10時～午後5時（入館は閉館の30分前まで）
　※会期等は変更になる場合あり。詳細は公式サイトを確認。

　公式サイト＝https://www.musee-ando.com/