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チャットGPT「知っている」児童の約7割に利用経験

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 ベネッセコーポレーションは13日、小学生と保護者を対象に行った、チャットGPTに関する意識調査の結果を公表した。約20%の子どもがチャットGPTを知っており、そのうち、約7割が一度は使ったことがあると答えた。
 調査は、6月22、23日にインターネットを通じて実施。小学3~6年生とその保護者1032組が回答した。
 子どものチャットGPTの認知度を聞く項目では、20%が「知っている」と回答。「聞いたことあるがどんなものかわからない」が28%、「知らない」が52%だった。保護者は「知っている」が50・2%と、過半数に達した。
 「知っている」と答えた子どもに利用状況を尋ねると、「よく使っている」が19%。「時々使っている」が22%、「試しに使ってみたことがある」が28%で、使ったことがある子どもは69%だった。
 「知っている」と回答した保護者518人のうち、12%が「積極的に使ってほしい」、44%が「少し使ってみてほしい」と回答。「あまり使ってほしくない」が24%、「まったく使ってほしくない」が6%で、「わからない」という回答も14%あった。
 使ってほしい理由に挙げられたのは、「新しい技術の活用力を養うよい機会になりそうだから」が34%で最多。「子どもが新しい興味に出会えそうだから」25%、「自分で考える力が伸びそうだから」14%と続いた。
 一方、使ってほしくない理由で最も多かったのは「自分で考えなくなりそうだから」の51%。次いで、「自分で書いて表現することをしなくなりそうだから」と「情報の正誤の判断がつかなそうだから」が各21%だった。
 その他の質問項目や、本調査結果を受けての有識者のコメントが、同社ホームページから確認できる。

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