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高校生の小遣い平均約5000円に 昨年よりも600円以上減

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 高校生のひと月のお小遣いの平均額は約5千円で、昨年の平均額よりも600円以上減っていることが、(株)リクルートの情報サイト「スタディサプリ進路」の調査で分かった。金額に満足している割合は55%程度にとどまった。回答した高校生の約85%が生活の中での物価上昇やインフレの影響を感じていた。
 調査は4月下旬に行い、サイトの公式LINEに登録した全国の高校生の644人から回答を得た。
 調査結果によると、全体の平均額は4950円。金額に対する満足度は昨年の約63%よりも8ポイント近く低下した。満足度別の平均額を見ると「満足」は5940円で、「不満足」は4285円だった。
 生活の中で物価上昇などを感じる場面はどこかという質問に対し、「学食や校内に置いてある自動販売機の飲み物が高くなった」や「通学で利用しているバス代の値上げがあった」という回答があった。
 高校生の「足りないと思うときもあるが、やりくりする力が付く」という声に対し、同情報サイトで調査を担当した仲井美夏氏は、「現状を受け入れ、ポジティブに捉える力や長期的な視点があるという点に驚きを感じる」といったコメントをしている。

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