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一刀両断 実践者の視点から【第435回】

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論説・コラム

災害対応に自由裁量予算を

 能登半島地震への対応に関して、文科省は、児童・生徒の受け入れ依頼があった場合には可能な限り弾力的に、速やかに受け入れを進めることが望ましいとの考えを表明した。高校で収容定員が超えてしまう場合についても配慮することとした。
 こうした手立ては当然のことであり現場は指示されなくともやっていることではないだろうか。
 学校や児童生徒に負担を掛けないような配慮をこれでもかと言われるほどに手が打てるか。
 以前、大阪教育大学附属池田小の事件があった後、不審者対応で全国にさすまたが配布された。使い方も知らず飾り物として置かれている現実を見る限り、それほど急いだのは議会で追及されない為に配布したのが本音ではないだろうか。
 学校現場の混乱や避難者の状況を把握して自由裁量予算をつけるなどの事はできないものか。号令をかけたり指示をしたりするのは誰でも出来る。そこに人間力の片鱗は見えにくい。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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