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「シュタイナー式」の通信制高設立目指し資金募る

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 思想家・教育学者のルドルフ・シュタイナーの考えに基づく教育を受けた生徒が高校卒業資格を得られるようにするため広域通信制高校設立に向けた資金調達活動が始まった。シュタイナー教育と呼ばれる教育方法に基づく教育機関は世界中にあり、日本では、フリースクールと同じ扱いとなり、卒業資格が得られない教育機関が多くを占める。そうした教育機関と連携した高校の設立を目指す。
 大分県内で月に1回、小学生を対象としてシュタイナー教育に基づく学びの場を設けている一般社団法人の「国東シュタイナーあめつちの学校」が進めている。県内の自治体から廃校利用の提案があり、2年後となる令和8年4月の開校を目指す。
 同法人によると、シュタイナー教育を行っている教育機関のうち、ほとんどはフリースクール扱いで、高等部の課程を修めても、高校卒業資格を得るために、通信制高校を卒業したり、国の高校卒業程度認定試験を受けたりする必要がある。
 新規開校が実現した場合、大分県内の本校でスクーリングを受ける。各地でシュタイナー教育を行っている教育機関を学習センターと位置付けて単位を得られるようにするための交渉も進めている。
 開校に必要な資金は1000万円を見込み、このうち、300万円を目標にクラウド・ファンディングで提供を募っている。9月初旬までに資金の目途が付いた場合、来年度の私学審議会の審査を受ける予定。目標額を達成できなかった場合、資金提供者への返金がある。

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