カシオ計算機 新ツール『Q.Bank』を発表
PR カシオ計算機(株)は、4月10日に東京科学大学田町キャンパスで同社グループ会社の(株)Libryと学校向けの新ツール『Libryプリント作成ツールQ.Bank』(以下、Q.Bank)を来年3月より提供することを発表した。
『Q.Bank』は、各出版社の問題をクラウド上で選択・編集してオリジナルの試験問題や補助教材が作れるプリント作成ツールだ。現在、問題提供をしているのは、数学の教科書を発行している実教出版(株)、(株)新興出版社啓林館、(株)第一学習社、東京書籍(株)の4社。
Libryが保有している問題データベースを活用し、各社の教科書や問題集などの数学問題を『Q.Bank』のクラウド上に集約。また、カシオ計算機が、同社のICT学習アプリ『ClassPad.net』で培われた数式入力などの数学ツールの技術を、『Q.Bank』の問題を編集する機能(エディタ機能)に応用する予定だという。
さらに『Q.Bank』は、オリジナルで問題を組み合わせることができため、授業スタイルや生徒それぞれに合わせた個別最適化したプリントや問題を作れる。また、作成した問題やプリントをアップロードして他のユーザーに共有できる「問題シェア機能」も搭載。教員同士でノウハウを共有することが可能だ。
今後は、連携する出版社の拡大や、他の科目および全国学力調査の一部の学年科目で導入されるCBT(Computer-based Testing)に向けた機能の追加など、サービス向上を目指して順次対応していく予定だ。
詳しくは『Libryプリント作成ツールQ.Bank』特設サイトにて。
https://q-bank.jp/