熱中症予防、環境対策に貢献 「スポットエアコン・風洞扇」
10面記事
スポットエアコン「SS-25ELN-1」(左)、風洞扇「NWF-75-1」(右)
スイデン
環境機器メーカーとして、快適な環境を実現する製品づくりに取り組んでいる(株)スイデンは、エアコンが設置されていない学校体育館の熱中症予防として、業務用スポットエアコン初のノンフロン型スポットエアコン「SS-25ELN-1」とキャスター付きの大型扇風機「風洞扇NWF-75-1」を提案している。
スポットエアコンは電源をつなぐだけで使用できるのが特長。局所的に冷風を送るので無駄が少ない。しかも一般的なエアコンと同じ冷房構造なので、しっかりと冷えた風が提供できることから、災害時に避難所として使用する場合の熱中症対策としても威力を発揮する。
業務用スポットエアコン初採用のグリーン冷媒「R1234yf」を使用することで、広く使用されている冷媒「R410A」の地球温暖化係数(GWP)が2090に対し、「R1234yf」は1と、大きく環境負荷低減に貢献する。フロン排出抑制法の対象外なので今までの冷媒ガスでは必要だった3ヶ月に一度の簡易点検と廃棄時のガス回収の手間やコストが軽減される。
本体はキャスター付なので設置・移動が簡単、電源100Vで設置場所を選ばない。製品サイズは、重量が従来品40kgに対し35kgと従来品より13%減、設置面積も従来品より6%減とスリム化を実現した。また、キャスター付きの大型扇風機である風洞扇も熱中症予防に効果を発揮する。大風量なので工場・倉庫・体育館などの広い範囲に風を送ることができる。直接風を送り涼むことや、風を循環させ空調補助や換気による暑さ対策のどちらの使用でも可能で、巻き込み事故防止に有効な安全ネットもオプション品で用意。どちらの製品も今春発売している。
問い合わせ=(株)スイデン 電話06・6772・8666