ものづくり白書閣議決定、小学生の「和傘づくり」など紹介
NEWS
写真は経産省のホームページから
政府は30日、令和6年度ものづくり白書を閣議決定した。「教育・研究開発」に関する章では、小・中学校、高校の具体的事例をコラムとして紹介。このうち、岐阜市立加納小学校に関しては、社会科、図工、総合的な学習の時間を関連付けて、半径25センチメートルの和傘を製作したとしている。
この実践は6年生によるもの。はじめに、商店の協力により、本物の和傘に触れ、傘骨師から傘骨の作り方や特徴などを学んだ。
その上で、傘骨の端材と美濃和紙を使って、小型の和傘を作った。人間が差して使うには小さ過ぎるが、照明用具として使えるようにした。
この実践から児童は、「楽しみながら用具を適切に扱い、創造的に表す技能を身につけ、つくりだす喜びを味わい、『ものづくり』の楽しさを実感できた」とまとめている。