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かしこい子に育つ季節の遊び 楽しい体験が心を豊かにする12か月の行事育

16面記事

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三浦康子著

 日本には、お盆、七夕祭り、お花見、お月見、いろはかるた、草笛、冬至など、その時期にしかできない行事や遊びがある。著者は、日本には「見えない思いをモノやコトで表す文化」があり、各行事は、家族の幸せを願う気持ちを形にしたものという。行事が脈々と伝承されてきたのは、「やっぱりいいもんだからやりたいな」と感じる人が多かったためと指摘。行事に内包された文化や愛情を子育てに生かすことが大事とし、これを著者は「行事育」と呼んでいる。
 次に各月の行事の意味や楽しみ方を説明。1月は「正月遊び」「七草粥」、2月は「節分」などが続いていく。多様な体験を通し、アイデンティティーなどの「根っこ」が育ち、賢く心豊かになるという。
 (2035円 青春出版社)
 (Tel03・3207・1916)

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