地域クラブ、認定により学校施設を優先利用
NEWS 地域クラブの認定制度について議論している政府の有識者会議は14日の会合で、認定制度のたたき台を公表した。活動時間は平日2時間、休日3時間程度とすることや、安全管理体制の整備などを要件に盛り込むとした。会合は非公開だった。
たたき台は、実施主体が申請し、自治体が確認・認定する方針を掲げた。認定後も自治体が指導・助言し、場合によっては認定を取り消せるようにする。
認定に当たっては、競技性や成果に偏重せず、強化のために広域から中学生を集めたり、選抜したりしないことを求める。
活動日数・休養日の適切な設定や、ハラスメント防止の徹底といった指導面、適切な会計処理や情報開示、営利目的でないといった運営面での要件を設定する。活動方針や活動予定などの情報共有など、学校とも連携していくこととする。
認定を受けたクラブは、学校施設の優先利用・使用料減免や財政面での支援を受けられるようにする。大会等への円滑な参加といった利点もある。