教員養成WG 強みや専門性伸ばす仕組みを議論
NEWS 教職課程や教員免許制度の見直しを議論している中央教育審議会教員養成部会のワーキンググループが19日開かれ、先導的なカリキュラムの研究開発に取り組む「教員養成フラッグシップ大学」が取り組みを報告した。その後、教職課程で共通に学ぶべき内容や、学生の強み・専門性を伸ばす仕組みなどを議論した。
フラッグシップ大学は、従来の免許制度の枠にとらわれない柔軟なカリキュラム編成ができる。現在4大学が指定を受けており、会合では東京学芸大学と大阪教育大学が発表した。
東京学芸大は小学校免許状の取得で学ぶ教科をグループ化して単位数を軽減。生み出した単位でファシリテーションの技法や、データサイエンスを学ぶ独自科目を開設したことを発表した。
大阪教育大も教科に関する科目を中心に単位数を減らし、新たにダイバーシティや外国人の子どもの理解などについての科目を設けたことを話した。
発表後の意見交換では、小学校の専科指導の優先教科に対応した2種免許状の特例を正規の制度とするよう求める声などがあった。


