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スクールロイヤーにできること

14面記事

書評

ストップいじめ!ナビ スクールロイヤーチーム 編
課題への対処、具体的に解説

 「日本初の教職員向けスクールロイヤーの取扱説明書」(はしがき)で、本書はスタートする。学校関係者必見のスクールロイヤー(SL)活用ガイドだ。「取扱説明書」「活用ガイド」と書いてはあるものの、SLと学校(教職員)は、連携・協力、支え合いの関係であると承知しよう。法律家から見た学校、弁護士が果たせる役割とは、どのようなことか。早速、内容を紹介したい。
 本書は、弁護士16人(特定非営利活動法人ストップいじめ!ナビに所属)が執筆。“少ない負担で、教育現場に法的視点の導入”を図ろうとする。平易な文で、読みやすい編集は、多くの教職員が視線を向けたい一冊。
 「スクールロイヤーがやってくる」(第1章)で、SL制度、学校のサポート、SLの取り扱い注意点等を説明。続く第2章は、「スクールロイヤーと学校法務」である。「学校の法的責任」「SL導入の段取り」「個人情報保護」「保護者対応」「セクハラ」「体罰」「ブラック部活」「ブラック校則」「労務管理」などの14話で、直面する課題、事例、法的対処、解説等が具体的に語られる。全ページ数の約半分が、この章に当てられる。第3章は、「スクールロイヤーといじめ対策」である。
 「SL」の導入・設置は、地方自治体(首長)の役割。この促進と運営は急務ではないか。
(2052円 日本評論社)
(飯田 稔・千葉経済大学短期大学部名誉教授)

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