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災害時でもいつも通り使用可能 避難所となる学校トイレに最適

15面記事

企画特集

LIXIL

 いつどんな時でも、誰にとっても、普段通りに快適かつ衛生的に使えなければならない学校などの公共施設のトイレ…。災害時でも平時と同様に安心して使える、そんな画期的なトイレが話題を呼んでいる。
 LIXIL(リクシル)の「レジリエンストイレ」がそれだ。
 一般便器は5~6L程度の洗浄水を必要とする為、災害時(断水時)には使用するごとにバケツいっぱいの水を使って洗浄する必要が生じる。その為、水の確保や洗浄作業などが課題となる。本製品は、水洗式の常設トイレでありつつ洗浄水量を5Lから1Lに切り替えられて、災害時でも平時とほぼ同様に使うことができる。
 また常設トイレのため使用法に迷う事もない。災害時のマンホールトイレや携帯トイレだけではカバーできない、さまざまな課題を一気に解消できる画期的なトイレといえよう。
 「災害時には学校などの公共施設のトイレは避難所用として使われます。水道や電気といったライフラインが遮断された際にも、ご高齢や要配慮の方々でも、いつもと同じようにトイレを使うことができないだろうか―。そう考え、その思いを実際にカタチにしたものです」と同社。和歌山県田辺市教委など各地の教育委員会と連携し地域の小学校で「防災教育プログラム」を実施。地域の衛生環境を守りながら、子どもの防災意識の高まりやボランティアとして活動できる人材育成にも力を入れている。
 災害時のトイレは、避難所生活を送るうえで、水や食料の確保と同じく重要な課題。設置には専用の配管設計と施工が必要なため、新築や大規模改修の際に、ぜひ検討して欲しい。

 問い合わせ=(株)LIXIL お客さま相談センター
 Tel0120・179・400

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