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一刀両断 実践者の視点から【第135回】

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入試と利益

 国立大学が共通テストで出題される「情報科」を課すという。驚くよりも遅いという感覚を持ってしまう。しかし、地域や学校の格差は大きい為に、今後急速に学習内容と指導者の確保が求められる事になる。
 気になるのは力関係が様々に働き独自性が失われるという側面である。そして、現在のような入試内容を抜本的に見直す気運のない事である。教育産業がドル箱を失う事になるから仕方がないのか。
 世界の大学入試の方法はさまざまであり、日本とは大きく異なる国もある。こうした不都合な事実は、保険制度にもある。海外には、日本にはない商品があるが、国内で展開することを規制する法律がある。このように自国の特定の利益が保持されている事も本当はつまびらかに生徒に教え判断させることこそ公教育なのではないだろうか。
(おおくぼ・としき 千葉県内で公立小学校の教諭、教頭、校長を経て定年退職。再任用で新任校長育成担当。元千葉県教委任用室長、元主席指導主事)

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