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未来の人材を育てる航空教育の提供の場に

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企画特集

エアーチャータージャパン

 成田国際空港や航空科学博物館など、さまざまな空港・航空関連施設が集まる千葉県芝山町に、航空教育を提供する場として「空飛ぶ学び舎ラボ」がオープンした。航空機のチャーター手配などを展開する(株)エアーチャータージャパンの関連会社で、同施設開発の中心となった(株)JMRSは、11月1日に竣工式と内覧会を開催した。
 竣工式では、(株)JMRS代表取締役・中鉢真輔氏が「空飛ぶ学び舎ラボ」の開発経緯について「新型コロナウイルス感染症の影響で、中止・延期を余儀なくされた学校行事の代替として、周遊チャーター機を使った『空飛ぶ学び舎』を航空教育プログラムとして開発し、多くの学校に空港・航空に関する教育を提供し、コロナ禍でも、より気軽な空港・航空の体験を目指し、同施設の開発に着手した」と話した。
 施設内には、目的に沿ったさまざまな設備が備わっており、内覧会では特に、飛行機内の座席を模したモックアップに多くの注目が集まった。これは、児童生徒に、より身近に飛行機の仕組みを理解してもらうために製作したもので、座席のシートは実際に飛行機内で使われていたものを使用する徹底ぶりだ。さらに、読書灯や荷物入れ、食事を保管するギャレーなども細かなデザインが施されており、飛行機に乗ったことのない子どもにも理解しやすいデザインとなっている。
 同施設では、キャリア講座や現役パイロットによるパイロット講座なども行われ、「子どもたちに空港・航空をより身近に感じてほしい」という開発当初の思いを感じ取ることができる。

 問い合わせ=空飛ぶ学び舎ラボ
 Tel050・5319・0495
 ホームページ=https://www.soramana.com/

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