第76回近小協兵庫大会 約1400人が参加
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赤木会長が開催式であいさつ
近畿小学校長会協議会(理事長=赤木裕之・神戸市立成徳小学校長)は、8月19日、第76回研究大会兵庫大会を神戸市内で開催した。
大会主題は「自ら未来を拓き ともに生きる豊かな社会を創る 日本人の育成を目指す小学校教育の推進」。近畿各地から約1400人が参加した。
午前中の開会式のあいさつでは、赤木理事長が、学校を元気にすることの重要性を強調。「学校が元気であるためには、まず学校のリーダーである校長が元気でなくてはいけない。そのためには、校長自身が学び続け、研さんしていくことが大事である」と訴えた。
記念講演では、元阪神タイガース監督・矢野燿大氏が「子どもたちに生きる喜びと夢を育むリーダーのあり方」と題して講演。子どもの可能性を信じ切ることやピンチはチャンス、誰かのために行動すること、当たり前のことに感謝することなど経験談を交えながら語った。
分科会では、6分科会で12の研究・実践報告があった。
教育環境・教育条件の分科会の様子
教育環境・教育条件の分科会では、山田隆司・和歌山県田辺市立新庄第二小学校長が「地域の自然や文化、歴史を愛し、豊かな人間性を身に付けた子どもを育てる教育の推進」と題して、防災学習やふるさと学習を通して取り組んだ前任の同市立新庄小学校での実践内容を紹介。
丸山知格・神戸市立真陽小学校長は「時代の変化に対応し、多様な人々と協働しながら、共に支えあう心豊かな子どもを育てる学校づくりの推進」をテーマに、防災学習や防災訓練、校内放送などの学習活動を通じて、地域の力、大学の協力を得ながら防災教育を進めてきた実践を発表した。