国語WG 文章で表現、経験不足を指摘
NEWS 中央教育審議会教育課程部会の国語ワーキンググループは26日、初会合を開き、国語科の現状や検討事項を確認した。子どもたちを巡る課題として、SNSの普及で短文でのやりとりが中心となり、まとまった文章で表現する経験が不足していることなどを挙げた。語彙を豊かにし、読書習慣を身に付けることが重要だとした。
デジタル学習環境への対応としては、小学校低学年で、キーボードに触れてローマ字で入力することを例に示した。また、情報化社会では誤情報への対応が求められるとして、根拠や論理が妥当なものを判断する力を育成していくとした。
会議の委員からは「必修で古典を取り扱う必要はない、との声が広がっているが、安易に学ぶ内容を減らすことは避けたい」などの意見が出た。主査には筑波大学の島田康行教授が就いた。