スポーツ庁長官に元指導主事の河合氏
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パラリンピック金メダリストで、元公立中学校教諭・指導主事の河合純一氏が1日、スポーツ庁長官に就任した。職員への訓示では、「誰一人取り残されることなくスポーツを通じて安心・安全で幸せやウェルビーイングな状態を作っていけるような国にするために、皆さんと力を合わせて頑張り抜きたい」と訴えた。
今年で50歳となった河合氏は15歳で失明。パラリンピックには6大会続けて水泳競技に出場し、3大会で金メダルを得ている。
早大教育学部卒業後、静岡県内の公立中学校に社会科の教員として赴任。休職して早大大学院で修士号を得た後、2年間にわたって県の指導主事を務めた。
1日の記者会見では、部活動改革に関し「少子化が急速に進む現状も十分に理解した中で、スポーツをできる環境、スポーツにアクセスできる状況をどれだけ準備できるかが本質的な議論だと思う」と述べた。