日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

産業教育WG 地域・企業と連携した実践的学びの充実を

NEWS

中教審

 中央教育審議会教育課程部会の産業教育ワーキンググループは7日、初会合を開いた。産業教育共通の課題として、専門的な知識や技能は取得できているが、実際に働く上で起こりうる多様な問題に対処する力を身に付ける機会が不足していることが上げられた。地域や企業と連携して、より実践的な学びを深めることを検討事項とした。
 専門学科ごとの方向性も示された。農業科では、データやAIを活用した指導が不足しているとして、スマート農業技術を実習や実験に取り入れる方針を打ち出した。水産科でも、水中ドローンを取り入れた学習を充実させるなどして、DX化を推進できる人材を育てる考えを提示した。
 会議の委員からは「水産業界は未だに上下関係が厳しく閉鎖的な文化がある。企業や大学と連携して業界を発展させるには、コミュニケーション能力を持った人材を育成することが求められる」との意見があった。主査には、追手門学院大学の牧野光朗教授が就いた。

中教審

連載