不登校WG 居場所の役割だけでなく、学びの保証も
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中央教育審議会教育課程部会の「不登校児童生徒に係る特別の教育課程ワーキンググループ」は7日、初会合を開いた。特別の教育課程の内容や実施場所、評価方法などを検討する。主査には、伊藤美奈子・神戸女子大学教授が就いた。
WGでは検討の前提として、校内外の教育支援センターなどが、居場所の役割を果たすだけでなく、柔軟な学びを支援することの重要性を確認した。また、どのような子どもが特別の教育課程の編成対象となるのかや、下学年・学校の学習内容を学んだり、オンライン配信で授業を受けたりした場合の評価方法などを検討する。
事務局からは、特別の教育課程は学校などが判断した場合に編成され、「保護者の要望で実施義務が生じるものでない」などとする考えが示された。
伊藤主査は「教育課程を話し合うが、ガチガチに固めると、教員や子どもへの負担になりうる。学びたいものを学べる仕組みを作りたい」と話した。