少年犯罪が3年連続増
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一時は減っていた少年犯罪は令和4年以降、昨年まで3年連続で増え続けていることが警察庁の集計で分かった。万引きなどの窃盗行為をはじめ、傷害・暴行・強盗といった手荒な犯罪も増えていた。詐欺も増えている。
警察庁は20歳未満の人を「少年」と定義して、集計している。刑法に違反した少年は平成16年以降、減る傾向が続き、令和3年には戦後最少となった。
20歳以上の刑法犯も似た傾向にあり、令和4年を底に増加に転じている。世代を超えて犯罪が増える傾向にある。
令和6年に、刑法に違反した少年は2万1762人。前年の1・15倍となった。
犯罪種別で、窃盗犯が1万1085人で全体の半分近くを占めた。凶悪犯に分類される殺人は12人増の55人、強盗は138人増の467人、不同意性交等は95人増の286人だった。
盗撮など性的姿態撮影等処罰法違反は大きく増え、527人増の638人だった。