特別支援教育WG 個に応じた自立活動の充実策など議論
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中央教育審議会教育課程部会の特別支援教育ワーキンググループは9日、初会合を開き、今後の検討事項を確認した。障害による困りごとが、社会や環境に起因していると捉える「社会モデル」の考えを踏まえつつ、特別支援学校の教育課程から通常学級での支援まで幅広く議論する。主査には杏林大学の清原慶子客員教授が就いた。
自立活動については、各教科等との関連付けや子どもに応じた適切な目標設定などが課題だと指摘。教師主導から子ども主体の活動に改善する方針を示した。
特別支援学校に関しては、知的障害の教育課程における各教科の構造化の方法や、高等部で時代に応じた職業教育を行うための見直しを検討する。
会合では特別支援教育について共通理解を図れるよう、通常学級も含めた全ての教員や保護者らにとっても分かりやすい学習指導要領にすべきとの意見があった。