生活、総合・探究WG 学校段階に応じた資質能力を検討
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中央教育審議会教育課程部会の「生活、総合的な学習・探究の時間ワーキンググループ」は15日、初会合を開いた。総合・探究の充実に向けて、探究の過程の在り方や、学校段階に応じた資質能力の示し方を整理する。また、小中高を通じて情報活用能力の育成を強化する。主査には黒上晴夫・関西大学教授が選ばれた。
総合・探究を巡っては、児童・生徒の探究テーマに、ものづくりや科学技術に関する内容が少ないことや、個人の興味・関心が考慮されていない例が多く見られるといった課題が文科省から指摘された。WGではグループ探究と個人探究のバランスについての考え方なども示す。
生活科では、AI時代になり、これまで以上に直接体験の重要性が増しているなどとして、発達に応じた体験活動の充実を検討する。一方で、単なる体験で終わらせないための学習の工夫も話し合うとしている。