産学公が連携、大型フェリー泊で不登校生に体験の場
NEWS 不登校の子どもたちを対象に、停泊した大型フェリーで日曜日から1泊2日の日程で、体験学習や異年齢交流活動を通し、「楽しい」と思える場を提供する事業が茨城県・大洗港で11月に行われる。茨城県の教育事務所に事務局を置く実行委員会が主催。星空観察などの自然体験の他、犬との触れ合いを楽しむドッグセラピーなどを予定している。
大洗港からは、商船三井が運航する大型フェリーが「さんふらわあ」の名で、北海道との間を往復している。この事業では、同社の協力により、この大型フェリーを活用する。水戸教育事務所管内の学校に在籍し、フリースクールなどに通う小学校5年生から中学生までが対象。参加費は1000円に抑えた。バイキング形式の食事を提供する。
提供するプログラムは、参加者が選択できるようにする。初日の最終プログラムは午後9時30分開始に設定した。筑波大学太刀川研究室もプログラム提供に協力する。事業名は「~誰もが主役!ほっとステーション~商船三井さんふらわあ宿泊体験学習」。日程は11月16日からの2日間。2日目は、学校への出席と認める「ラーケーション」に位置付ける。


