家庭WG 多世代交流や防災の学習に課題
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中央教育審議会教育課程部会の家庭ワーキンググループは29日、第2回会合を開いた。現在の指導内容で改善すべき点を事務局が提示。少子高齢化社会における多世代の交流を扱う際に、認知症や独り暮らしの高齢者が多い現状を取り上げていないことを課題として指摘した。
防災教育では、災害に備えた生活環境を学ぶことが中心で、被災時に必要な技能を身に付ける機会が不足しているとした。
生活上の課題を見つけ解決策を考える学習「ホームプロジェクト」では、教師がテーマを設定していることが多いことを指摘。生徒が自ら取り組んでいけるような指導を求めた。
委員からは「少子高齢化を学ぶ際に、『少子』の部分を軸とする学習が少ない。子育てへの関心を高める観点でも、幼児と交流する機会が必要」といった意見が挙がった。


