幼児教育WG 人・ものとの直接体験充実求める
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中央教育審議会教育課程部会の幼児教育ワーキンググループは11日、第2回会合を開いた。育みたい資質・能力の在り方と、資質・能力の育成に向けた内容の改善・充実についての方向性を事務局が提示した。
育みたい資質・能力については、資質・能力とねらい及び内容、「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」(10の姿)の在り方や関係性の改善が必要とした。10の姿の活用についても改善を求めた。
資質・能力の育成に向けた内容の改善・充実については「幼児教育は環境を通して行うこと」「自発的な活動としての遊びを通して資質・能力を育成すること」を、これまでと同様に基本とする。その上で「全ての幼児教育施設で、遊びの中でさまざまな人やものと直接的・具体的に関わる体験が一層充実されること」を改善・充実の根幹とする。
小・中・高で育成を目指す資質・能力の基礎を培う観点から「知識及び技能の基礎」「思考力、判断力、表現力等の基礎」を一体的に育む改善・充実をどのように図っていくかを具体的に検討するとした。
委員からは、改善・充実の方向性におおむね賛同する意見が出された。同時に「『生活』をもう少し強調した方がいいのではないか」などの提案もあった。


