民主的学校の実現求め集会
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多様な子どもを包摂した民主的な学校教育の実現を求める院内集会が2日、参議院議員会館で開かれた。主催団体は学校運営に子どもの声を反映させることなどを訴えた。日本若者協議会と「すべての子を包摂する学校づくり推進ネットワーク」(AISNet)が主催した。
講演では一般社団法人「UNIVA」の野口晃菜理事が「インクルーシブ教育とは、多様な子どもたちに合わせて学校を改革し続けるプロセスだ」と指摘。施設面・体制面の基礎的環境整備と合理的配慮を通じて、障害を含めたマイノリティの子どもの社会的障壁を解消していくよう求めた。
日本若者協議会は「若者の政治参加の意識が低いのは、義務教育を通して自分が声を挙げても意味がないと感じていることに要因がある」と述べ、生徒が主体的に校則の見直しに関われる仕組みを保障すべきだと訴えた。
AISNetは、全てのマイノリティの子どもに合理的配慮を提供するよう要望した。

