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外国語WG 理解、表現、伝え合う 高次の思考力等を3分類で

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中教審

 中央教育審議会教育課程部会の外国語ワーキンググループは24日、第6回の会合を開き、学習内容の構造化について議論した。
 教科を通じて育成を目指す「高次の資質・能力」について、外国語科では「思考力・判断力・表現力等」を国際的な指標であるCEFRに基づき「理解する」「表現する」「伝え合う」の3分類に整理した。
 例えば「理解する」について、小学校外国語活動では「情報などを聞き、内容を推測できるようにする」、小学校外国語科では「聞いて情報を捉え、考えを形成するとともに、音声で十分に慣れ親しんだ語句や表現の意味を考えながら読むことができる」などとしている。
 また、前回会合を踏まえて高校科目は「英語コミュニケーション(総合)」と「英語コミュニケーション(発信)」とする案が示された。「英語コミュニケーション(総合)」では取り上げる話題について社会的な話題だけでなく、中学校との接続の観点から身近な話題も位置付けた。「聞くこと」「読むこと」では叙述文や説明文、意見文など、文章のバリエーションも明示する。
 「英語コミュニケーション(発信)」では「話すこと(やり取り)」に日常的な会話を、「書くこと」にやり取りを位置付ける。

中教審

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