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STEAM・探究グランプリ表彰式 コオロギ飼料研究の高校など受賞

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地域・支援団体

 STEAM教育や探究活動で優れた実践を行った学校や企業をたたえる「STEAM・探究グランプリ表彰式」が26日、東京都で開かれた。民間企業や大学と連携し、養殖魚の餌としてコオロギの活用を目指した鹿児島県の高校など、11団体がグランプリを受賞した。一般社団法人「学びのイノベーション・プラットフォーム」(PLIJ)が主催した。
 PLIJは企業などが提供する体験活動をまとめたコンテンツを運営する他、学校現場への専門人材の派遣を行う組織。令和3年に設立された。大会は今回が2回目。全国から40件ほどの応募があった。
 鹿児島県立市来農芸高校では、地元の水産業者から養殖で使う餌が高騰していると相談を受け、学校で育てているコオロギを使った飼料の研究に着手した。地元のIT企業と連携して、アプリでコオロギの生育状況を記録できるようにしたり、熊本大学と協力して成分分析に取り組んだりした。大学や企業と共に、課題の解決を図った好事例として評価された。
 このほか、高校生を対象に最先端の科学技術を使った実験や、文理融合の専門的な講義を実施するプログラムを提供している大阪大学もグランプリを獲得した。受講生の中には、研究が評価され国際会議に招かれた生徒もいるという。
 選考委員長の遠藤信博さんは「どの取り組みも素晴らしかった。物事を適切に判断したり、新たな価値を創造したりする力を身に付けるために、STEAM教育はこれからも重要になる」と語った。

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