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東京都新年度予算案 都立高校の魅力向上などに重点

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 東京都は1月30日、新年度予算案を公表した。都立高校の魅力向上や、教員の働き方に重点を置いた。保護者からのハラスメント対策も盛り込んだ。
 都立高校の魅力づくりには227億円を計上。都立工科高校では新たに、企業での先端技術体験の他、デザイン系学科で最新機材の導入や、専門人材からプロの技を学ぶ講座の実施などを通じて、社会で即戦力の技術系人材の育成を強化する。商業高校では資格取得支援や、起業家による講義などを実施する。
 また、校舎内の施設・設備を集中的に整備する。令和9年度までに28校で外壁を改修する他、令和10年度までに37校の校舎昇降口や廊下などの校舎の内装、108校のトイレを改修する。新年度は14校の外装、12校の内装、35校のトイレの改修を実施する予定で、新年度予算案には17億円を見積もった。
 都立高校の部活動強化にも乗り出す。全国・関東大会出場など、高い成果を期待できる学校を対象に、指導力ある人材の確保や、グラウンドの改修、トレーニング環境の整備など、ソフト・ハード面で支援する。
 働き方改革の推進では、ガイドラインの策定に合わせて保護者や地域住民との関係づくり関係の予算を計上。心理師や弁護士、医師らでつくり、第三者的機関として当事者ら意見を聞き、助言を行う「学校と保護者等との関係推進コミッティ」の運営に200万円を盛り込んだ。
 教員の対応力向上のための研修キットを活用した校内研修の実施や、保護者向けのポスター・リーフレットなどの作成を通じた普及啓発なども進めていく。
 特別支援教育関係では、都立高校を特別支援学校教員が訪ね、支援方法を助言する体制の構築などを進める。障害のある生徒を支援するスキルの向上を目指して2億円を盛り込んだ。

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