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国際人材育てる新都立高校、令和11年度開校

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都道府県教委

 東京都教委は19日の定例会で、令和11年に開校する都立高校の構想案を公表した。半年間学校外でも学べる期間を設けることや、探究的な学びに力を入れることが特徴だ。AIを積極的に活用し、国際的に活躍できる人材を育成する。卒業後は国内外の最難関大学への進学を目指す。
 港区白金地域に設置する。1学年は40人6学級の240人を予定している。
 4~6月、10~12月は「通学期」として、学校に通い、教室で学ぶ。長期休暇を含む7~9月、1~3月は「自己選択期」として学校外での活動に取り組む。外部講座に参加したり、海外へ短期留学したりすることも可能。学校で授業を受けることもできる。
 学年が上がるにつれ、学びの自由度を高める。1年次は必履修科目を多く実施し、探究的な学びに必要な基礎力を育成する。2年次以降は必履修科目のコマ数を抑え、興味・関心のあるテーマを深める時間に多く割り当てる。
 AIを活用し、学習の可視化を図る。通学期以外でも学びの状況を生徒と教員が共有できるようにする。
 ノーベル賞受賞者やユニコーン企業(創業10年以内で時価総額10億ドル以上の非上場のテクノロジー企業)の創業者から学ぶ機会を設ける。グローバルに貢献できる人材や新たな価値を創造する人材の育成を目指す。
 教員には伴走者の能力を求める。生徒中心の学びのため、コーチングやファシリテーションの力を重視する。
 これらを「新たな教育のスタイル」として「プラチナ・カリキュラム(仮称)」と名付けた。これに先駆け都教委は、新たなスタイルの確立のため「次世代の学びの基盤プロジェクト」に取り組んでいる。同日、中間とりまとめ案を公表した。
 このプロジェクトでは、AIを活用した個別最適な学びやデジタル機器を活用した時間や場所に縛られない学びの実現を目指す。
 教員の技術向上のための研修などにも取り組む。コーチングやファシリテーションの能力を高める研修や、AIを活用した授業デザインの研究を行う。
 令和8年度までに最終的なとりまとめを行う。ICTを活用した学びは、来年度までモデル校で取り組み、他校でも順次実施する。教員の研修なども同年度から始める。
 都教委は、「都立新国際高校」(仮称)の新設に向け、検討を進めてきた。その理念などを踏まえ、「新たな教育のスタイル」の実践校の構想をまとめた。

都道府県教委

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