夜間中学に併設、学びの多様化学校が開校 埼玉県
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埼玉県内で初となる「学びの多様化学校」の川口市立芝園学園中学校が8日、開校した。市内の小学校で不登校だった子や教育支援センターなどに通っていた中学生25人が転入学した。夜間中学(陽春分校)と併設し、教室の一部を昼夜間で共有する。
各学年15人程度の少人数編成で、3人の担任がチームで支援する。校内にはホームルーム教室と、授業を行う教科教室を設けた。登校は午前9時20分。授業時間にゆとりを持たせ、1日の授業は午前3時間、午後1~2時間。年間授業時数は840時間とし、標準の8割程度に抑えた。
生徒同士のつながりを持たせるため、総合的な学習の時間は、全学年の生徒が交じる縦割りで実施する。授業中に教室を離れて別室で過ごすことも認めるなど、通学や学習への心理的な負担に配慮した。成績は所見で返却する。
同日に開いた記者向けの説明会で、小川敏明校長は「子どもたちが再び学びや社会とつながるための、もう一つのスタートラインとしての役割を果たしたい」と述べた。学校行事や校歌などは生徒たちから要望があがれば検討するという。
県内では今春、オンラインを活用した教育を行うさいたま市立いろどり学園小・中学部も開校しており、多様な学びの場の整備が進みつつある。

美術科教員が描いた黒板アートが生徒を迎えた。右は小川校長=8日、埼玉県川口市
