徳島・阿南市の小学校

　太平洋岸から数百メートルの距離にある徳島県阿南市立津乃峰小学校は7日、卒業式の練習中に避難訓練を行った。
　午前10時半から体育館内で全学年が集まり、学校生活の思い出を児童1人1人が順番に語る「呼びかけ」や、合唱などの練習を進め、50分ほど経ったところで、緊急地震速報を鳴らした。児童はまず、体育館内に置いたパイプいすなどの下に身を隠したのち、教員の指示に従って校庭まで小走りで逃げた。
　同小学校は年間に15回ほど避難訓練を行っている。卒業式練習時の訓練は、昨年度に始めた。今回の訓練では、あらかじめ、卒業式の練習を始める際、児童には避難訓練を行うことを伝えた。練習中、いつ行うかは伝えなかった。
（3月11日付日本教育新聞紙上で詳報）