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防災に関する正しい知識を身につける

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自然災害の対処には事前の知識が重要

小・中学生に指導できる防災コンテンツ 内閣府「チーム防災ジャパン」
 文部科学省による「東日本大震災を受けた防災教育・防災管理等に関する有識者会議」の提言でも、「自ら危険を予測し、回避する能力を高める防災教育」を推進する必要性が挙げられているように、今後30年以内に80%の確率で発生すると予測されている南海トラフ地震など、いつどこで起きても不思議ではない大規模災害に備えるためには、防災に関する正しい知識を身につけ、行動に移すことが大切になる。
 こうしたなか、内閣府「TEAM防災ジャパン」では、教員や防災リーダーが、小・中学生への指導に活用できる映像コンテンツとワークシートを収めた防災コンテンツをWEBで公開している。その内容は、

 (1)地震~緊急地震速報と地震が来た際の対処法~
 (2)津波~津波が起きるしくみと避難の際の心がまえ~
 (3)台風~台風の進路を予測して台風に備える~

 の3つになる。

自然災害のメカニズムについて理解を深める
 災害時に親や教師がいつもそばにいるとは限らないことを踏まえ、この教材では映像により自然災害のメカニズムについて理解を深めることで、的確な備えができるようにするとともに、ワークシート等を使ったグループ学習で自分なりの考えを持つことで、状況ごとに柔軟かつ主体的に対応できる力を養うことができる。
 自然災害が起きたときの対処法は、その状況によって異なり、正解は1つではない。だからこそ、いざというときの判断には事前の心がまえや知識が大事になることを、このコンテンツを活用して学んでほしい。

災害を疑似体験できるアトラクションなど、東京都が防災イベントを開催
 一方、東京都もこうした防災への意識を高めるため、9月15・16日、防災イベント「わくわく!みんなでぼうさいフェスタ!」を二子玉川ライズと世田谷区立二子玉川公園で開催する。
 会場では、東京都や関係機関など39のブースで防災対策などを紹介するほか、防災グッズを制作するなどの「子ども向けワークショップ」も開催。また、防災科学実験ショーや、バーチャルリアリティ技術を活用した臨場感あふれる防災訓練、豪雨や暴風を疑似体験できる学習アトラクションなど、大人から子どもまで防災について学ぶきっかけになる体験イベントが多数用意されている。
 あるいは、数年前に東京都が都民に向けて発行した防災ハンドブック『東京防災』が話題になったが、現在は都内の書店等において1冊140円(税込)で購入できるとともに、各種電子書店でも無料でダウンロードできるようになっている。災害に対する備えや発生時の対処法など役立つ情報を分かりやすくまとめてあるため、学校や家庭などでぜひ活用してほしい。

 ※内閣府の防災コンテンツ=https://bosaijapan.jp/education/
 ※東京都防災ホームページ=https://www.bousai.metro.tokyo.lg.jp/

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