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奈良県教委 県立校の「在宅教育」で指針 課題提示や評価基準など

2面記事

都道府県教委

 奈良県教委は県立の中学校、高校、特別支援学校に対し、「在宅教育」のガイドラインを示し、ホームページ上で公表している。中学校・高校編と特別支援学校編の2種類がある。各教科の課題の提示の仕方や、評価の基準などをまとめている。特別活動の授業例を三つ示し、人権教育についても、教材や参考資料も併せて掲載した。同県では、13日から在宅教育を始めている。
 同県教委は在宅教育の特徴として、

 ・教科書の内容を中心とした学習
 ・生徒の自己評価を重視
 ・動画配信などオンラインの積極的利用を検討
 ・学習の記録を基に在宅での学習の学習評価を実施

 ―の四つを挙げている。各教科の他、特別活動や人権教育も行う。
 子どもたちは自身で目標を設定し、各家庭で予習や課題に取り組む。学習後には、内容をさらに理解するための意見文を書くなどして、次の学習への課題を発見させるという。教員が随時サポートする。学習の進み具合の確認や学習中の疑問点の説明、課題の添削などを行う。自身の目標が達成できなかった子どもにもアドバイスなどをするという。

都道府県教委

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