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大阪府教委、高校入試のコロナ対応マニュアルを作成

2面記事

都道府県教委

 大阪府教委は、2月から始まる高校入試に向け、新型コロナウイルス感染症への対応についてまとめたマニュアルを作成した。試験を実施する高校向けと、受験生・保護者向けを用意。志願者が濃厚接触者と特定された場合の処遇などを示した。
 府教委は、当日受験できない人として、PCR検査で陽性の人、濃厚接触者となりPCR検査を受ける予定の人、海外から入国して2週間たっていない人を挙げた。濃厚接触者でPCR検査が陰性の場合でも、当日に発熱など風邪の症状がある場合は受験できない。一般入学者選抜の場合は、追検査に出願できる。
 別室受験の必要があるケースも載せた。濃厚接触者で無症状の人や発熱等の風邪の症状のある人、障害などの理由でマスクを着用できない人が該当する。
 別室受験の場合は、受験者の座席間を2メートル以上空け、受験者の前にアクリル板や透明ビニールシートを設置する。
 試験当日の交通機関の利用についても注意が必要だとしている。志願者が濃厚接触者に特定された場合、在籍している中学校の校長は、利用する交通手段を志願先の高校の校長に連絡し、当日の集合場所について確認する。無症状の場合でも、可能な限り公共交通機関の利用を避けるよう指示する。
 面接や実技検査の際の注意点もまとめた。面接室、実技検査等実施場所、更衣室、待機場所等は、可能な限り常時2方向以上の窓等を開放する。
 面接や口頭試問など、対話する場合は、互いに2メートル以上の距離を置く。集団面接では、受験者間のスペースを可能な限り確保する。
 対象者については別室で個別に面接等を行うこととし、受験生と面接員等との間にアクリル板または透明ビニールシートを設置する。

都道府県教委

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