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教職員団体加入率、新採で微増

2面記事

文部科学省

全体では31・4%に減少
文科省集計

 文科省は昨年10月1日現在で、教職員団体への加入状況をまとめた。全体としては加入率が下がる傾向が続く中、新規採用教職員は横ばいで、今回の調査では前回よりも高かった。教職員全体の加入率は前年度よりも0・6ポイント少ない31・4%。教職員団体のうち最も規模が大きい日本教職員組合(日教組)は0・4ポイント減の21・3%だった。
 新規採用教職員の加入率は0・5ポイント増の24・3%で、日教組に限ると、0・6ポイント増の18・7%だった。
 教職員全体の加入率はほぼ一貫して低下傾向にあり、昭和46年度の上昇を最後に下がり続けている。一方、新規採用教職員の加入率も下がり続けてきたが、平成23年度の22・6%を底として上昇に転じ、平成30年度は25・7%まで回復した。その後、再び低下している。
 日教組以外の教職員団体加入率は、全日本教職員組合(全教)が0・2ポイント減の3・2%、全日本教職員連盟は0・04ポイント減の1・9%だった。教職員団体非加入の割合は0・6ポイント増の68・6%だった。

文部科学省

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