日本最大の教育専門全国紙・日本教育新聞がお届けする教育ニュースサイトです。

特別支援学校の設置基準案を公表 意見公募開始 文科省

NEWS

文部科学省

 文科省が特別支援学校の設置基準案を初めて作成し、26日にパブリックコメント(意見公募)を始めた。
 近年、在籍者数の急増で不十分な教室環境の特別支援学校が出てきていることから、最低限備えるべき校舎面積などを示した。パブリックコメントは6月26日まで実施している。
 基準案では、一学級の子どもの数(上限)や学級編制、施設・整備などについて定めた。これまで省令等で規定のなかった校舎や運動場の面積では、知的障害の小学部・中学部の場合、校舎面積は18人以下で1070平方メートルなどと示した。


 校舎に備えるべき施設として教室、図書室・保健室、職員室とともに自立活動室も示したが、教室と兼用することができるとした。
 文科省はパブリックコメント終了後、設置基準を定めた学校教育法施行規則を改正し、校舎面積などの規定は令和5年4月から、それ以外は来年4月から施行する。既存の学校は当面の間、現行のままでも認められる。
 パブリックコメントへの意見はe-Gov(https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public)。

文部科学省

連載