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県立高校普通科に医学・教員養成など「コース制」を導入

3面記事

都道府県教委

来年度から
福島県教委

 福島県教委は来年度、県立高校の普通科に医学や教員養成などに関するコース制を導入する。県内の大学などと連携し、医学部や教員養成学部への進学に向けた学習・進路指導を行う。医療従事者による講演会などを想定している。医師や教員などを目指す生徒の職業観や基礎的な能力の養成を目指す。
 普通科のコース制は、来年度から2年間で計18校に導入する。県教委が学校の特性などを踏まえ指定する。
 各コースは医学(医学部進学に向けた指導)、保健・医療(看護師や理学療法士の養成に向けた指導)、教育(教員養成に向けた指導)、福祉(介護など福祉関係に向けた指導)の四つ。2年生から選択できる。
 これらのうちの1コースを設ける高校がほとんどだが、2コースを設ける高校もある。
 コース制は、いずれかの分野を希望する生徒が対象。内容については、授業時間の他に、長期休業中に体験学習や特別講座も実施するという。福島県立医科大学、福島大学との連携が決まっている。今後詳細を検討する。
 県教委高校教育課の担当者によると、実施形態は学校の判断で決める。クラス単位をはじめ、クラスを分割したりして導入する。
 来年度に開校する須賀川創英館高校では保健・医療コースを導入する。専門学校や地域の企業と連携したキャリア教育を予定している。

都道府県教委

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