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LGBTQ+を図解でわかりやすく学べる書籍刊行

4面記事

企画特集

『図解でわかる14歳からのLGBTQ+』
学校支援の社会応援ネットワーク

 このほど、セクシュアル・マイノリティーについて、図解やイラストで学べる『図解でわかる14歳からのLGBTQ+』(B5判96ページ、太田出版)が刊行された。
 編著者は、東日本大震災以降、心のケアや防災教育をはじめ全国の学校支援を続ける一般社団法人社会応援ネットワーク(高比良美穂 代表理事)。2021年度からは、「共生社会推進」を掲げ、パラスポーツ選手や障害のある音楽家などによる出張授業にも取り組んでいる。
 LGBTQ+をはじめとするセクシュアル・マイノリティーに対する認知は近年広がってきており、同団体には、「学校で子どもたちにどう教えたらよいか」などの相談案件も増えてきているという。
 SDGs(持続可能な開発目標)のすべての項目と深く関わるこの問題に対する偏見をなくすには、子どもの頃からの理解が大事だと、図解やイラストなどのビジュアルを中心にした、中高生向けの同シリーズでの編集、制作を決めた。
 同書は、「LGBTQ+って何?」、「LGBTQ+の人ってどれくらいいるの?」、「LGBTQ+だと学校で困ることはあるの?」など、32の素朴な質問に答えるQ&A形式で構成。巻末には索引も兼ねた用語集を収録した。テーマごとに見開きで完結するため、必要箇所を抜き出して、授業や研修、学習会の教材としても活用できるよう配慮した。
 取材編集チームの長も務める高比良さんは次のように語っている。
 「LGBTQ+やジェンダーは、実は誰にとっても身近なもので、その本質は『自分らしさ』について考えること。誰もがLGBTQ+を自分のこととして捉える社会になっていくといいなという願いを込めて編んだ。本書がアライ(LGBTQ+を理解し、偏見や差別意識を持たずに当事者に寄り添う人)の輪を広げるきっかけになれば嬉しい」
 編集部には発売直後から、子どもや教職員から「ありのままが一番だと明るい気持ちになった」、「自分はヘテロセクシャルというんだと分かった」、「デザインもきれいで、わかりやすい。授業で使いたい」などの声が相次いでいるという。
 全国の書店、ネット書店で購入可能なほか、電子版の販売も行っている。

 著者 社会応援ネットワーク
 定価 1650円(本体1500円+税)
 発売 2021年9月18日
 判型 B5判ソフトカバー
 ページ数 96ページ
 ISBN 978-4-7783-1773-7

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